街角を曲がって少し狭い道に入ると、とても素敵な水のみ場があった。道行く人たちは足を止めて備え付けのコップで冷たい水を飲んでいた。私たち三人も代わる代わる水を飲んだ。 暑い８月中旬の、この有名なパリの街で、も涼をとるための湧き水が飲めるとは、…

Ｔ氏の家へは地下鉄を２回乗り換えて着いた駅から、ゆっくり歩いて１０分程度の場所にあった。静かな郊外の住宅街といったところだ。 広い駐車場があり、バイクや自転車を入れるカギ付きの小屋も敷地内にあった。 アパートビルの５階だが、なんとエレベータ…

Ｐｌａｎｏ： 〔ｄｅ Ｂｒｕｓｓｅｌｓ （Ｍｉｄ／Ｚｕｉｄ， Ｂｅｌｇｕｊｏ） ＜９４１６ （１０：１３）＞ ａｌ Ｐａｒｉｓ （Ｎｏｒｄ， Ｆｒａｎｃｕｊｏ） （１１：３５）〕 Ｒｅａｌｏ： 〔ｄｅ Ｂｒｕｓｓｅｌｓ （Ｍｉｄ／Ｚｕｉｄ， Ｂｅｌｇｕｊ…

ちょっと遠いが自動車で一時間程度だと言って、フランスとの国境にあるワーテルロー記念広場へ二人で出かけた。 名称ナポレオン将軍が大敗した場所で「モン・サン・ジャンの戦い」「ラ・ベル・アリアンスの戦い」とも呼ぶらしい。つまりワーテルローは戦場で…

ワーテルロー記念広場から帰ると、彼が歌を歌おうと私を広間に呼んだ。勿論奥さんも一緒だ。ラテンリズムの曲を彼はプロ歌手のように演奏しながら歌って聞かせてくれた。 私に何か歌えと要望がでたが、殆ど歌うことなく過ごしている私は、歌詞を直ぐに思い出…

アトリエに１２時前に戻り、Ｈ氏の車で帰宅した。広い庭園の木陰の芝生の上に、テーブルを動かし、ゆっくりと昼食をした。勿論彼が料理をしてくれた。快晴で空は高く、風が少し吹いていて、とても心地よい午後となった。雑談もしたが、家の中に置かれた彼の…

Ｈ氏が仕事をしている間に、電車に乗ってグラン･プラスまで一人で観光に行けとの助言をもらって、電車の乗り場や、アトリエへ戻る道を自家用車でまわりながら説明してくれた。 一人で行くには多少不安はあったが、出かけることにした。大広場は流石に観光名…

彼は、やりかけの仕事があるとのことで、午前中にＨ氏のアトリエに出かけた。自宅から２０分ほど離れたところの、住宅街に彼の工房はあった。 工房に入ると、いろいろな作品がならんでいた。作品の素材は石材、木材、金属などで、抽象的な作品から、モニュメ…

観光は明日行くことにして、今日はゆっくり休養することができた。彼は食事を自ら作ってくれた。いつも料理得意の彼が作るのだそうだ。野菜サラダに使う野菜は庭園にで育てた物も入っていた。 勿論ワインを飲み、彼はウィスキーも飲んだ。奥さんと３人で１階…

ブリュッセル駅からＨ氏の家まで戻る途中で、いつも利用している小さな売店に立ち寄り、果物やパンや野菜を買った。支払いはすべてクレジットカードだった。 面白いと感じたのは、買い物カゴだ。日本では手で下げるモノか、カートが利用出来るシステムになっ…

列車はたいして遅れはしなかったが、ホームを出て広い構内で、情報案内所を探して歩いたが見つからない。駅の出口近くに駅構内の案内図があったので、ながめてみたが場所が分からない。 例の調子で、近くに来た女性の通行人を呼びとめて案内図を指で示し、「…

列車は定刻に発車し約２時間の旅が始まった。橋の上から眺めるロッテルダムの河岸の商館は、やはり記憶に残るものだった。 かって多くの船が頻繁にこの運河を利用してアムステルダムや他の都市と行き来していたのだろう。この街も新しく生まれ変わろうしてい…

列車の発車時間は１３時頃だが、Ｓ氏は今日仕事に行くと言うので、少し早めにロッテルダム駅まで自動車で送ってくれた。 駅前には電車乗り場があり、面白いことに数種類の電車が走っていた。それもモダンなガラス張りの連結電車だ。 近くにはビルの新築現場…

ＵＥＡに別れを告げて、雨の上がった街へ散歩に出た。モダンな建物も多く、ここも芸術の街だと主張していた。 運河が引き込まれた街の一角には、数艘のヨットが停泊していた。その近くで二人で昼食をとりながら雑談をした。昼時間となれば、瞬く間にすべての…

幸い私たちのほかに来客はなかった。最初に図書販売管理をしているＹ氏に挨拶に行った。彼とは一週間ほど前にビドゴシチ市（ポーランド）のＪ氏の印刷所で会っていたのだ。彼は忙しそうに仕事をしていた。 ＵＥＡにはボランティアで働いている人が沢山いる。…

とうとう念願の世界エスペラント協会本部を訪問することになった。Ｓ氏は以前エスペランチストを案内したことがあるとのこと、大体の場所は知っていると言うので、訪問前に電話を入れて事務員の都合を聞くことにした。Ｓ氏が携帯電話を掛けて、コールサイン…

今朝は確かに晴れていたのに、ロッテルダムでは小雨になっていた。駅に１２時少し前に着いた。 今回もお決まりの方法だが、駅の情報案内所が私とＳ氏との待ち合わせ場所だ。駅は改装中で情報案内所は駅舎の直ぐ外にあった。勿論私はホームを出て、通行人に情…

Ｐｌａｎｏ： 〔ｄｅ Ａｍｓｔｅｒｄａｍ （Ｚｕｉｄ／ＷＴＣ） ＜９２２７ （０９：５６）＞ ａｌ Ｒｏｔｔｅｒｄａｍ （１０：５５）〕 Ｒｅａｌｏ： 〔ｄｅ Ａｍｓｔｅｒｄａｍ （Ｃｅｎｔｒａａｌ） ＜９２３２ （１０：３３）＞ ａｌ Ｒｏｔｔｅｒｄａ…

今日（１２日）からＤ氏は勤務を再開する。奥さんも働きに出る。私がこの家をでる時間よりも先に、二人とも家を出ることになった。 奥さんは女の子を保育園へ預けて職場へ行く。Ｄ氏は下げ籠に赤ん坊を入れたまま出かけた。途中で託児所に預けるのだと言う。…

夕食はラックの中に寝ている赤ちゃんも加えて、５人揃ってテーブルで食べた。たった２晩宿泊させてもらったのだが、２歳のＥちゃんは、私の呼び名を覚えていて、Ｄ氏にいろいろと尋ねていたようだった。 食事が始まると「お別れに何か歌を歌ってあげなさい」…

車道を渡るために設けられた歩行者横断用のシマ柄表示は、どこの国でも見かけた。 しかし住宅街に入ると、その車道は平たんではなかった。つまり車道が波打って作られていて、その場所に来ると必ず速度を落とさないと、車の振動が大き過ぎて、スムーズに走れ…

運河の両岸には、かっての貿易で栄えた商館がずらりと建っていた。建物の色もさまざまだ。外観は古いままだが、中には化粧直しされたものもあり、５〜６階もある美しい商館が並んでいた。多分内部は新しい時代に合わせて、幾らか改装されているかも知れない…

部屋の中には４人掛けの小さな食事用テーブルがあり、直ぐ近くに調理できる場所があった。リビング･ルームは１２畳程もある大きな部屋で、ソファーでゆっくりと休憩できた。 急に見慣れない外国人がやって来たのに、２歳の女の子は、いつもと変わって、おと…

重たい旅行カバンがあるので、タクシーを使うことにして、調べておいた住所を運転手に見せた。住所の記述を指差すと、だいたいの場所は分かるようだったが、住所の細かいところは不明だった。 この辺りだと云う場所で、徐行しながら建物をひとまわりすると壁…

Ｐｌａｎｏ： 〔ｄｅ Ｂｅｒｌｉｎ （Ｏｓｔｔｂａｈｎｈｏｆ， Ｇｅｒｍａｎｕｊｏ） ＜ＩＣ１４６ （１０：２６）＞ ａｌ Ａｍｓｔｅｒｄａｍ （１７：０２）〕 Ｒｅａｌｏ： 〔ｄｅ Ｂｅｒｌｉｎ （ＨＤＦ， Ｇｅｒｍａｎｕｊｏ） ＜Ｚｕｇ＝ＩＣ１４８，…

Ｒｅａｌｏ： 〔ｄｅ Ｐｏｚｎａｎ （ＧＬ， Ｐｏｌｌａｎｄｏ）＜ｐｏｃ＝４６， Ｗａｇｏｎ＝２３７２， ７５ ｏｋｎｏ （１０：２７）＞ ａｌ Ｂｅｒｌｉｎ （ＨＳＦ， Ｇｅｒｍａｎｕｊｏ）（１３：２７）〕 −−−−−−−−−−−−−−−−−−− ポツナム駅での乗り換え…

Ｐｌａｎｏ： 〔ｄｅ Ｂｙｄｇｏｓｚｃｚ ＜５１１０２／５１１０３ （１８：２５）＞ ａｌ Ｐｏｚｎａｎ （２０：４３）〕 Ｒｅａｌｏ： 〔ｄｅ Ｂｙｄｇｏｓｚｃｚ ＜（０７：２０）＞ ａｌ Ｐｏｚｎａｎ （０９：３７）〕 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 当初…

ポーランドに来てから度々道路で気付いたのだが、何の標識なのか分からないものがあった。その標識は、Ｊ氏の家の前の道路にもあり、むしろ敷地の道路側の壁に貼り付けてあった。 尋ねると、水道管とガス管が、道路のどの位置にあるのかを示しているのだとい…

Ｊ氏の自動車で移動した道路の大半は、メイン道路だけはコンクリート舗装だったが、アスファルトで舗装されていた。そして郊外などで脇道に逸れると、未だ舗装されていない道路もあった。と言っても日本のように砂利道ではない。雨が降ったら泥に汚れる道路…

午前中にＪ氏が印刷所に滞在している私を迎えに来るというので、忘れ物がないように全ての荷物を確認し、旅行カバンに詰め込みなおした。 朝食は、昨日Ｈさんが準備してくれていたパンと牛乳と、冷蔵庫に入れてあった野菜の煮物と果物を、美味しくいただいた…