水道管とガス管の位置

 ポーランドに来てから度々道路で気付いたのだが、何の標識なのか分からないものがあった。その標識は、J氏の家の前の道路にもあり、むしろ敷地の道路側の壁に貼り付けてあった。

 尋ねると、水道管とガス管が、道路のどの位置にあるのかを示しているのだという。管の口径と、敷地からどれだけ離れていて、埋設されている深さはどれだけかを示すのだと分かった。

 日本ではこのような表示は採用されていなくて、道路工事業者が時々誤って水道管を切断したりしている。市役所や町役場から資料を貰ってきても、確かな位置を知ることは出来ず、検討をつけて道路を掘り始める。なかにはダウジング方法で、管の位置の検討をつけたりしている。

 ポーランド国だけの表示方法ではないと思うが、日本でも取り入れるべきだと感じた。