歴史的建造物の大広場

 H氏が仕事をしている間に、電車に乗ってグラン・プラスまで一人で観光に行けとの助言をもらって、電車の乗り場や、アトリエへ戻る道を自家用車でまわりながら説明してくれた。
 一人で行くには多少不安はあったが、出かけることにした。大広場は流石に観光名所で、その広場へ向かって沢山の人たちが、ぶらぶら歩いていた。
 市庁舎や王の家、商館だったギルドハウスなどが、大広場を囲んでずらりと立ち並んでいた。
 大きな建物に驚かされたが、その造形美にも驚いた。外観が金色に装飾された建物など、今までに見たこともない。
 キリスト像が横になった鋳造であろうか、その身体を、訪れた人たちが触れるので、金色に色が変わっていた。
 広場へ続く通りには観光客が溢れていて、自動車は自由に通れない。どのお土産店も観光客で混雑していた。ベルギーのチョコレートは美味しいと聞いていたので、8個5ユーロほどの物を買って食べたら、甘さに上品な粘りがあり、評判通りに実に美味しかった。