ロッテムダムの受け入れ者

 今朝は確かに晴れていたのに、ロッテルダムでは小雨になっていた。駅に12時少し前に着いた。
 今回もお決まりの方法だが、駅の情報案内所が私とS氏との待ち合わせ場所だ。駅は改装中で情報案内所は駅舎の直ぐ外にあった。勿論私はホームを出て、通行人に情報案内所はどこかと訊ねた。
 直ぐに私たちは出会うことが出来た。彼は自動車まで私を案内し、一緒に家に戻った頃には、雨も少し多くなっていた。

 15分ほど車で走ったところにある彼の家は、静かな場所にあった。だが建物があるのは、明らかに周囲よりは小高い場所で、まるで堤防の上に棟続きの住宅が並んでいるかのようだった。
 2階建てだが、1階より低い場所に30坪ほどの庭があり、花壇のほかに、トマトなど野菜も植えていて、建物の下ではウサギを飼っていた。

 彼は仕事を福祉施設に登録していて、介護や高齢者支援をしていた。私のために2日間休みを作ってくれた。彼の奥さんは、ネットを通じてイラスト・デザインの仕事をしているようだった。

 世界エスペラント協会本部を訪問したいという私の希望を叶えるために、明日(13日)を予定してくれていた。午前中に訪問し、午後から街を観光することにし、今日は家でゆっくりすることにした。私のために、2階の部屋を使える準備がされていた。