クラクフの街

 宿泊所の食堂の利用時間は19時までで終わり、夕食は外でするか、食料を買い込まなければならなくなった。宿泊所から大通りへ出て、右側に曲がりしばらく歩いてみた。
 バス停の直ぐ近くに小さな売店があり、そこでは雑貨とパンと酒類が置いてあった。

 今度は戻って大通りをクラクフ駅の方向へ歩いた、こちらはK氏とJ君とが日中案内してくれたので、凡その街並みは頭に入っていた。しかし、20時ともなると入り組んだ路地は、もう薄暗い。石造りの家ばかりなので、灯りが点いていない路地は淋しいし、ひとり歩きは危険でもある。

 昼間撮影した写真の明るさとはまるで違っていた。ポーランドカトリック教会がいたるところにみえる。宿泊所からクラクフ駅の間には、まだ新しい建物は少ない。ユニークな古い建物が並んでいた。