マルボルク市街と大会歓迎行事

 朝から太陽は今日も輝いていた。南部のクラクフ市と同じような歴史ある文化と観光の大都市だった。

 大会後遠足の責任者K氏は、この旅行の企画、参加者把握、会計、観光案内、宿泊所の世話、食事の段取り、記念品辞書作成等など、何でもやってのける活動家だつた。

 マルボルクでも、街の有力者を迎えた色々なイベントを企画し、この地方の民族衣装を着飾った音楽隊も加わって、予想以上に盛大なエスペラント大会の宣伝に成功していた。

 街の幾つかの場所には、今回のポストコングレーソを記念して、新しい石のモニュメントも作られていて、市長も参列したイベントも開催された。そして同行してくれたこの土地のコーラスグループが歌を披露してくれた。楽器の中には馬の尻尾の毛を利用したものもあり、その奇妙な音にも興味をそそられた。