クラクフではエスペランチストの教育者たちの会議が開催されていた。会場は大きな大学の高層ビルが建ち並んだ近くにあった。その一日遠足が明後日（２３日）予定されていて、行き先は「アウシュビッツ」なのだ。 私がクラクフに滞在するのも、この歴史的な場…

私の宿泊所の世話をしてくれたのはＫ氏で、この格安の学生宿泊所の経営者とＫ氏は親しい友人で、特別に私を格安で泊めてくれるように頼んでくれたのだった。共同の浴室には３個のシャワーがあり、共同トイレとなっていた。 シャワーを自由に使えるのはありが…

クラクフ駅に少し遅れて列車は到着した。ホームに降りると、私に向かって若い青年が近づいてきた。エスペラント語で私の名前を確認し、父はもう直ぐここへ来るからと言った。 握手をして２人で歩き出すと、数分後にＫ氏が階段を上ってきた。良く来たねと挨拶…

Ｓ氏は早朝からドイツへ帰る夫人を車に乗せてブタペスト駅まで見送った。９時になると今度は私を駅まで送ってくれた。１８日に、私が散歩に出かけた大通りを車は走った。大きな教会もあり、中世の建物だろうかズラリと並んだ大通りだった。二階建ての観光バ…

Ｐｌａｎｏ： 〔２１ａｎ； ｄｅ Ｂｕｄａｐｅｓｔ （Ｋｅｌｅｔｉ， Ｈｕｎｇａｒｕｊｏ）＜ＥＣ１７０ （０９：２８）＞ ａｌ Ｂｒａｔｉｓｌａｖａ （ｈｌａｖｎａ） （１１：５８）〕 〔ｄｅ Ｂｒａｔｉｓｌａｖａ （ｈｌａｖｎａ） ＜ＩＣ５１１ （１３…

Ｓ氏はドイツの家族の下へ、毎月１回自家用車で帰るという。知人から譲り受けたというベンツの走行距離は、なんと４０万キロを超えていた。知人がメンテナンスをちゃんとしていたので、何の問題もないと自慢していた。乗り心地は上々だった。 夕方１８時頃Ｓ…

ブタペスト駅構内のインターネット・コンタクトでのパソコンは、日本語も表示されたし、キーの配置も日本で私が使っているものと似ていたので、ゆっくりと入力した。１時間２ユーロだったと記憶している。 ハンガリーでの通貨はフォリントだが、ここではユー…

朝からバスに乗って近くの市場を見学し、Ｓ氏は買物をした。八百屋に並べられた色とりどりの野菜の種類はとても多く、買物客は支払い順番に列をなして待っていたが、Ｓ氏が支払うまで１５分は掛かったと思う。実にのんびりとした商いだったのは、まだ１０時…

明日（１９日）はドイツに住んでいる奥さんが来るから、今晩は部屋にあるものだけで食事をしようとＳ氏が準備をしてくれた。ここに着いて直ぐに出かけた散歩の途中、ドナウ川からの突風と横なぐりに叩きつける雨のことや、落ちて割れたガラスや花の鉢が粉々…

Ｓ氏の家は、高い樹木のある公園の直ぐ傍にある、がっしりした石造りのアパートの１階で、彼は一人で住んでいた。家族はドイツに居るという。しかし毎週奥さんがブタペストまでやってくるし、彼が毎月１回ドイツまで自動車で帰るのだという。 彼の仕事は会計…

Ｌさんとミッキー叔父さんは、早朝から一緒に例の車で仕事へ出かけて行った。昨晩この事をＬさんから私は聞いていたので、朝食の時に二人に別れの挨拶をした。 ９時過ぎに、Ｌさんから夫のＺ氏に電話のアドバイスがあり、Ｚ氏と私は別の車で近くを観光し、今…

Ｌさんは今朝も早くからひとりでワゴン車を運転して仕事に出掛けた。Ｌさんの母親の誕生日が明日（１８日）やってくる。この日は子どもたちの誰かの家に、親族皆集まってお祝いをするのが決まりだという。今年はＬさんの家で、つまり私がお世話になっている…

Ｌさんの家に私が戻ったのは１９時少し過ぎていたのに、まだＬさんは仕事から戻っていなかった。 やがてＬさんが戻り、昨日仕込んだのだろうハンガリー料理の大鍋に火が入った。本場の料理を私は食べたことがないので、感想を述べることが難しいけれど、こっ…

ブタペスト駅行きのバスが来たので乗り込んだ。駅に着くと、新しい電車路線を造るのだろう、レールを敷き詰める大掛かりな工事が駅前で行なわれていた。近くの古い建物を観て廻った。 今朝ミッキー叔父さんに教えてもらったバス停で、目指す路線バスの番号を…

今朝想像した通りに、午後からどんどん気温が上がった。ケーブルカーで下へ降りたのは１４時半を過ぎていた。 直ぐ近くにバス停があったが、どのバスに乗れば駅へ行けるのか分からないので、ベンチに腰掛けていた老人に尋ねた。やって来たバスを指差して、こ…

Ｌさんと別れて私は一人で散歩することになった。地下鉄へ潜る角の大きな交差点には自転車やバイク専用の信号機があった。日本では見かけないが、ヨーロッパの他の都市にも、このような信号機があるかも知れないと思った。 通り過ぎて少し行くと公園があり、…

Ｌさんは朝から仕事の関係で会社へ打ち合わせに行くため、例のミッキー叔父さんの運転で、三人で街へ出かけた。１０時には彼女の仕事が終わるので、観光案内してくれることになった。 その前に小さなメモ用紙を渡された。それには、私が一人でブタペスト駅か…

停めていた車の中には、少し年輩の男性が運転席に座っていた。痩せ型で白いアゴヒゲをつけた顔立ちは、日本のミュージシャンのミッキー・カーチスにそっくりだった。彼女の叔父さんで、いつも仕事を手伝ってくれるのだという。彼はエス単語の幾つかは知って…

ブタペスト駅に着くと、いつものように最後に降りてゆっくりとホームを駅舎の方へ向かって歩き出した。すると目の前に小柄の女性と男の子が現れ、「こんにちは」と日本語で私に挨拶した。突然の挨拶に、Ｌさんの知人が迎えに来てくれたのかと思ったら、「私…

Ｐｌａｎｏ： 〔ｄｅ Ｚａｌｚｂｕｒｇ ＜ＯＥＣ５６１ （０９：３２）＞ ａｌ Ｂｕｄａｐｅｓｔ （Ｋｅｌｅｔｉ， Ｈｕｎｇａｒｕｊｏ） （１６：４９）〕 Ｒｅａｌｏ： 〔ｄｅ Ｗｉｅｎ （Ｗｅｓｔ， Ａｕｓｔｌｕｏ） ＜Ｚｕｇ＝６３ＲＪ， Ｗａｇｏｎ＝…

列車が動き出して２〜３時間たった頃に、三人の若者が同じ部屋に入ってきた。ひそひそ話し声を聴いていると韓国の青年らしい。二人は最上段を使い、一人は中段を利用した。彼らの旅行カバンが部屋に入らない。私のカバンを窓側いっぱいまで引き寄せて、やっ…

Ｐｌａｎｏ： 〔ｄｅ Ｂｏｌｏｇｎａ （Ｃｅｎｔｒａａｌｅ， Ｉｔａｌｕｊｏ） ＜Ｔｒａｊｎｏ １４ （０９：００）＞ ａｌ Ｚａｌｚｂｕｒｇ （Ａｕｔｒｌｕｊｏ） （２１：４８）〕 Ｒｅａｌｏ： 〔ｄｅ Ｂｏｌｏｇｎａ （Ｃｅｎｔｒａａｌｅ， Ｉｔａｌ…

午前中は、Ｔ氏がボランティア事務所に行く日なので、私はパソコンを使わせてもらった。Ｔ夫人も仕事に出かけているし、二人の子どももいない。 過去の旅行日のデータを振り返って入力した。眼鏡を掛けないとパソコン画面の文字が見えないので、結構誤ったつ…

朝起きて、洗濯物を干せる程度の広さのテラスがある窓側に立っていると、自動車の大きなエンジン音が聞こえた。窓から外を覗くと、ゴミ収集車が来ていた。この地のシステムはすごかった。 結構大きな青色のゴミ箱を、まさに抱きかかえるようにして自動車の横…

彼の車で２０分ほど走るとアパートに着いた。この付近にはアパートが幾つも建っていた。新しいアパートではなかったが、２階にある部屋まで、身長１８０ｃｍ体重は７０ｋｇほどありそうな、がっしりした体格の彼は、私の重い旅行カバンを持って上がってくれ…

ミラノからボローニャへの列車は、イタリアの中央部を南へ下る。ボローニャには３０年程前に熱心に文通していたＮ氏が住んでいた。エスペラント語普及のため、お互いに５０個の品物を集めて交換し、私は郵便局のロビーで展示会をしたし、彼はクリスマスに地…

Ｐｌａｎｏ： 〔ｄｅ Ｌａｕｓａｎｎｅ （Ｓｖｉｓｌａｎｄｏ） ＜ＩＣ７１５ （０７：２０）＞ ａｌ Ｂｅｒｎ （Ｓｖｉｓｌａｎｄｏ） （０８：２５）〕 〔ｄｅ Ｂｅｒｎ ＜ＩＣ８１６ （０９：０７）＞ ａｌ Ｂｒｉｇ （Ｓｖｉｓｌａｎｄｏ） （１１：１１…

曲がりくねった坂を１０分程上ると直ぐに彼の家に着いた。すごく大きな二階建ての古い建物だったが、彼はひとりで住んでいた。彼は経営者、二人の男性を雇っていて、仕事内容はカメラの修理や、パソコンの保守や、携帯電話の修理や販売もしているようだった…

ローザンヌ駅には９時半少し前に着いた。暫くのあいだ通りを走る車や、人の流れを見ていた。９時４０分頃になって、エスペラント文字のあるＴシャツを着た大きな体格の男性が私の方へ、ゆっくりと近づいてきた。私の名前を呼んだのでＲ氏だと分かり、挨拶を…

Ｐｌａｎｏ： 〔ｄｅ Ｍｏｒｇｅｓ （ｓｖｉｓｌａｎｄｏ）＜ＲＥ２６１９ （０９：００）＞ ａｌ Ｌａｕｓａｎｎｅ （Ｓｖｉｓｌａｎｄｏ） （０９：１２）〕 Ｒｅａｌｏ： 〔Ｇｅｅｄｚｏｊ ｐｅｒ ａｕｘｔｏ ｐｏｒｔｉｓ ｍｉｎ ａｌ ｓｔａｃｉｏ Ｌａ…