ウイーンからブタペスト(ハンガリー)へ

Plano: 〔de Zalzburg <OEC561 (09:32)> al Budapest (Keleti, Hungarujo) (16:49)〕
Realo: 〔de Wien (West, Austluo) <Zug=63RJ, Wagon=256, Sitzplatz=101 Fenester (13:50)> al Budapest (Keleti, Hungarujo) (16:49)〕
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 建設中の道路にも何度も出合った。特に駅の近くでは、高いビルの上に長い腕のクレーンが動いていて、拡大工事が行なわれていた。

駅を出ると広場があり、すぐ正面に大きなビルがあった。多分医薬関係の会社ビルのように思えた。

 ブタペストまでには広い平地を通ったり、林の間を抜けたりして汽車は走った。途中で街も幾つか通り過ぎた。街が終わると直ぐに草原が広がる。その平原の先には山も建物も見えない。つまり地平線まで平原が続いているような錯覚をした。
 コンクリート造りの家々が固まって1ヵ所に建てられているみたいだ。殆どが4〜5階建て、平屋は余り見かけなかった。レンガ造りの家々は2階建てが多かった。

 汽車は、ついにハンガリーへ入る。駅では受入者のLさんが待っているか、迎えに来てくれる筈だ。
 毛布と枕を持てるだけ持って、狭い通路を、係りの女性が通る。みんな部屋の中へ入って、彼女を通してやる。
 寝台車の中は、50年前に日本で走っていた列車と大体似たようなものだった。そしてスペースも結構狭かった。

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