一日遠足

 今日(29日)は朝から晴れていたが、さほど暑くはなかった。「一日遠足」で伝統的なカトリック教会や建物を訪ねた。詳細なガイドの案内に、キリスト教者たちは大変感動し喜んだことだろう。
 しかし残念ながら、よろずの神を持ちながら熱心な信徒ではない、典型的な日本人の私にとっては、余りにも多すぎるガイド説明だった。

 レストランで昼食し、しばらく休憩する時間かあった。同じテーブルに着いた人たちといろいろな事について、お国違いの雑談がはずんだ。特に日本の文化や生活についての質問も多く、次のようなことについて私は報告した。

 (1)スープを最初に飲んでから次の料理を食べるという習慣は日本にはなくて、食卓に並べられた料理を好きな物を中心に少しずつ順番に食べる。沢山の種類の料理を少しずつ食べるのが、一般的な日本の食事の順序である。
(2)通常の日本語の発音にある「ら・り・る・れ・ろ」は、”R”の発音であり、”L”の発音ではない。したがって日本人は”L”の発音に不慣れである。
(3)日本でも特に南や北の地域で話されている方言は、お互いに理解できない言葉である。中国での言語数ほどではないが、沢山の方言が狭い日本の各地にある。
(4)日本人が通常食べているパンは柔らかくて、フランスパン等のように固くはない。
(5)家に入る時は靴を脱ぎスリッパ等に履き替えるが、トイレに入る時にもスリッパを履きかえる。
(6)風呂には通常毎日入るが、湯舟のお湯は一人一人が捨ててしまわない。家族が皆んな入るまで、新しいお湯を継ぎ足して使用する。また銭湯(公衆風呂)では皆裸で入る。
・・・などについて、好奇心に満ちた外国人エスペランチストたちは、面白そうに聞いてくれた。