ホテルの朝食

 今朝も天気は上々。私のように前日から泊まっている人も数人いた。

 朝食はホテルの余り広くないレストランで、セルフサービス形式で自由に出来た。配布されるはずの朝食用カードは、昨夜遅く一人だけ到着したので、受付担当者が私に渡すのを忘れていたのだ。レストランのマスターが顔をしかめて、朝食カードを持たない私を見つめていたが、「まあいいや」と言った態度で、テーブルに着くのを許可した。

 パンは3種類、スープ2種類、コーヒー、ジュース、牛乳、煎り玉子、マーマレード、バター、ハム、ソーセージ、果物と豊富だった。ポーランドでの朝食付1泊30ユーロ(約4000円)は、少し高いのではないかと単純に思っていたのだが、部屋も綺麗だし、食事の内容も良いので、これは良い方だと、他ホテル利用者の話を聞いて感じた。かってチェコで開催された世界大会に参加したとき、簡単な食事と寝るだけのホテルに30ユーロ払ったことを思い出すと、今度の方がありがたいと思えた。

 世界エスペラント大会が終了する8月1日の朝まで、食事の心配が全くないことは、私にとって実にありがたかった。