エトイのE夫妻の家へ

Plano: 〔de Lausanne (Svislando) <RE2628 (16:48)> al Morges (Svislando) (17:00)〕
Realo: 〔Geedzoj E per auxto portis min al ilia domo〕
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 22時近くになったので宴会を切り上げ、E夫人の家に向かうことになった。D家族へのお礼として、二人の子どもたちへ「博多にわかせんべい」をあげた。D氏は音楽愛好家らしく、彼の部屋の片方の壁に設けられていた本箱には、CDがぎっしりと並んでいた。それだけではない、廊下の上部の壁にも棚が幾つかあり、そこにもCDが積まれていた。まるで小さなレコード店だ。彼の趣味はロックだと言う。

 足を捻挫しているMさんには、日本から持参したシップ薬を、半分に切って使うよう説明して昨晩2枚渡した。一枚渡して貼って寝るように言ったところ、痛みを感じず、よく眠れたと笑顔で話してくれた。そして日本の湿布薬に驚いていた。別れるときに、シップ薬を2枚渡し、「ねばり」がある間は効果があると説明した。

 運転するE氏は宴会でワインをかなり飲んでいたので、少し心配もしたが、ここまで来ては彼に任せる以外に仕方が無い。E氏自身エスペラント語のベテランで、ジョーク交じりの会話は車の中でも弾んだ。約30分ほど車は薄曇りの夜道を走った。
 到着した家は大きくて、幾つもある部屋は広々としていた。私には50㎡程もある洋室の真ん中に、大きなダブルベッドが据付けられている部屋を使わせてくれた。その部屋にはバスルームもトイレもある。つまり来客用の特別室だった。

 食堂のテーブルの前に三人で腰掛け、冷たいジュースを飲んだ。明日の朝食の時間を決め、観光予定を聞いて、「ボーナン ノクトン(おやすみなさい)」と言って部屋へ戻った。