コンテ(フランス)にさよなら

 今朝の空は高くて青かった。早朝にV氏はリュックを背に、離れだ街へ行くのだと、近くのバス停まで歩いて出かけた。

 私は急いで庭に出て彼にお礼の言葉を述べた。残された自動車は今日からVさんが仕事場に行くのに必要だ。それに私を途中の駅まで乗せてくれる。2週間後には、インドへ1ヵ月間ほどヨガの体験旅行をするのだという彼女に別れを告げた。記念に和文字入りの小タペストリーとセンス、V氏には私が日本から持ってきた予備の帽子を渡してもらうことにした。昨日(5日)までの休暇を終えて、今日からまた彼女の勤務が始まる。

 8時半から勤務だというので8時には家を出た。20分程でニース駅に着くと、「元気で、さようなら。どこかのエスペラント大会で、また会いましょう」とお互いに言葉を交わし握手した。彼女は馴れたハンドルさばきで走り去った。