予定の受入者R氏へ電話

 ボルドー駅裏に何台もタクシーが駐車していたので、近くのホテルを訊ねた。駅隣接のビルの横を50mほど辿ると、大きなホテルがあると教えてくれた。今日はエスペランチストにも会えないし、何処にも行かずに休憩しようと、そのホテルに決めた。明日(29日)バレンシア(スペイン)へ旅立つのも駅に近いホテルが都合がよい。

 立派なホテルの受付専用カウンターが1階の奥にあり、正式のフロントは2階である。旅行カバンが重たいので、1階の受付カウンターで男性に料金を聴くと、69ユーロだという。この金額は『地球の歩き方』で紹介されている、やや高い料金だが仕方が無い。

 「じゃあ2階のフロントに上がってくれ」と言われ、エレベータで女性が案内してくれた。チェックを済ませて4階の部屋に入ると、広くて調度品もなかなか立派だ。ベッドもセミダブルでクッションも良い。今晩はゆっくり眠れそうだ。

 フロントでテレフォンカードを買いR氏へ連絡を入れたのは15時近かった。電話に出たR氏は驚いた様子だったが、今日はサッカーの試合があるので見に行こうと述べ、17時半にはホテルに迎えに行くから玄関で待っていてくれという。
 旅行前から探して買っておいたCDも彼に渡せると思い、彼の家にとまる約束を取り消すことになったお詫びでもある。歩いて遠出は出来ないと伝えると、自動車で仲間のところへ行くので問題ないという。同行することを了解した。

 肌着と靴下を手洗いし、しっかり絞って太陽が差し込んでいる場所に椅子を動かし、ハンガーに吊るして干した。約束の時間が来るまでホテルの部屋で休憩をした。