二人の新婚旅行地日本について

 T氏のアパートまで、道に迷うこと無く無事戻り、夕食後に今日の報告をした。
 Eさんとの約束の場所である映画館前に、時間までに行けなかったのは、地下鉄のホームから地上へ出る時に、ひとつ違った出口を通ったようで、約150mほど離れた場所だったらしい、と話した。
 彼女から2度ほど電話があり、約束の場所で待つようにと言ったとT氏は説明してくれた。

 「明日は二人とも仕事があるので、私一人で自由に観光するように」と言われたので、出来ればルーブル美術館を見たいと答え、今日街で見た天井のない2階建て観光バス(ロープン・トゥール)に乗るから大丈夫だと答えた。

 二人は8月末に結婚し9月初めに新婚旅行で日本に来るというので、日本についての雑談となった。
 私が今回の旅行に出発する6月前に、実は彼は日本のパスポルタ・セルボ会員に、受け入れ打診のメールを送っていたのだ。

 約1ヶ月間日本を楽しみたいというのだが、東京周辺や、京都・奈良がメインだろうと思っていたら、萩市にも行きたいという。
 日本に関するガイドブックも7冊ほど買って、かなり読み込んでいた。なんと彼は日本語も少し理解できた。

 せっかく中国地方へ行くのなら、是非とも世界遺産被爆地「広島」を訪問してほしいと話した。その地方には、被爆者支援の活動的で有名なエスペランチストO夫妻が住んでいるので、一度コンタクトしたら良いと言い、日本に戻ったらO夫妻のメールアドレスを紹介すると約束した。

 彼らの関心の中には温泉や相撲もあった。温泉は多分体験できるだろうが、相撲は興行の時期ではないので難しい。しかし、相撲部屋では毎日のように稽古をしているので、東京の受入者に相談して、相撲部屋を見学する方法もあると話した。