マドリードへ

Plano: 〔(27an) de Irun (Hispanujo) <IC202> (14:20) al Madrid(Chamartin, Hispanujo)(21:20)〕
Realo: 〔(28an) de Irun (Hispanujo) <Producto=ALVIA 4086, Coche=15, Plaza=04D(08:25)> al Madrid(Chamartin, Hispanujo)(14:00)〕
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 イルンの朝も晴れた。昨晩買ったピザパンとオレンジジュースの残りを飲んで、マドリード行きの切符で発車時間を確認し、ホテルの主人に挨拶して駅に向かった。駅からホテルまでの距離は遠くは無いと昨夜感じていたので、大通りへ出てタクシーを拾えば良いだろうと安易に考えていた。

 ところが走り去るタクシーにはどれも客が乗っている。8時25分発の列車に間に合うように急いで旅行カバンを押して歩いた。道路は舗装されているが幾分坂もあり、汗が額に滲じみ始めて、結構長い距離を歩く羽目になった。ホテルでタクシーを呼べば良かったと大いに後悔した。

 日本で購入した汽車の切符ユーロ・グローバル・パス(15回、日)の座席は一等席である。イルンからマドリードまでの座席指定料6.75ユーロを別に払わなければならない。列車の中は混雑などしていないので、旅行カバンは座席の隣に置いた。座席もヨーロッパ人用に出来ていて、痩せ型の日本人の私は、ゆったりと坐れる。

 ボルドー駅の近くのインターネット・テレフォン事務所から、パソコンを使用してエスペラント語でブログに書き込んだ情報を、マドリードのR氏が読んでくれたか心配だ。それでマドリードに着いたら電話して謝ることにした。

 駅構内かホテルのロビーには電話機があるはずだ。若い彼は音楽関係の仕事をしているとメールに書いていた。いろいろ考えたすえに、尺八演奏のCDを持ってきたのだ。彼に連絡して会うことが出来ればCDを渡そう。

 マドリード到着は14時の予定、かなり時間がある。いざという時のために準備していた「カンパン」(グリコの小さなビスケット位の大きさ)をリュックから取り出して食べた。
 2ヵ月間の旅行中に、こんなこともあるだろうと3袋持ってきて、ビニール袋に小出して、常時リュックに入れていた。これは結構腹持ちがよい。水は駅で500mlボトルを1本買ってきた。列車の外を眺めながら、今日も暑くなるぞと自分に云い聞かせた。