ソウル空港

 ドゴール空港(パリ、フランス)を飛び立って約11時間後に、インチョン空港(ソウル、韓国)へ20日の15時近くに到着した。
 この空港から福岡へ向けて飛び立つ時間は18時半、なんと5時間ほど自由な時間があった。

 乗り換えフロアへ行く通路に並んだ幾つもの免税店を覗きながら進むと、15台ほどパソコンを並べたエリアがあり、数人がパソコンを使用していた。
 その横に、ジュースやコーヒー等を売っているカウンターがあったので、「何か飲み物を買わないとパソコンは使えないのか」と尋ねてみた。すると「ここはサービスフロアなので自由に使って良い」と男性店員が教えてくれた。

 それで、約2時間ブログに旅行記録を書き込むことにした。幸い日本語文字も画面に現れ、こんなサービスが空港内にあるとは全く知らなかったので、日本の成田空港や羽田空港などにも、これと同じようなフロアがあるのだろうかと思った。

 ここソウル(韓国)の免税店で日本円や米ドルが使えるのは知っていたが、ユーロが通用するのか時計店で聞いてみた。
 若い女性店員は即答出来ず、私を待たせて上司のところへ聞きに行った。やがて中年の女性がやってきて、ユーロも使用できると言うので、「20万ウォンの時計は、ユーロで幾らになるのか」と尋ねると、しばらく電卓を操作していたが、約1万ユーロだと言う返事が返ってきました。

 韓国の貨幣ウォンは日本円にすると約10分の1の価値になり、日本円をユーロにすると2桁小さくならなければならない筈だ。単純計算でも200ユーロ以下だと思ったので、計算が全く違うのには驚かされた。勿論購入などする予定もなかった。

 待ち時間が十分あるので、食堂で何か食べることにした。乗り換えフロアの端の階段を少し上がると、食堂のフロアが細長くて広い食堂があった。

 食券を買うシステムで、入口で注文し代金を払うと、その場で注文を厨房へ通報する端末機を操作し、料理が出来上がるとベルが鳴る小さな計器を受け取った。

 若い女性店員がいたが、支払いはウォンでも、日本円でも、米ドルでも、ユーロでも、どれでも良いと言うのには驚いた。
 免税店の店員とは大違いだ。石焼きビビンバを注文し、ウォンは持たないので日本円で支払うと言えば、直ぐに電卓を操作して正しい料金を教えてくれた。その手際の良さに感心した。