ひとりでぶらぶらとパリを散歩

 





 喫茶店でジュースを飲みながら15分ほど休憩した。その後で周辺をぶらぶら散歩した。大きな古い彫刻像を貼り付けたような建物があれば、モダンなガラス張りの建物もあり、黒猫ヤマトの事務所もある。大きな教会の扉を開き、そっと中に入ると、静かな空間がそこにあった。大抵の教会の扉は鍵が掛けられておらず、何時も自由に入って「お祈り」することが出来る。幸い観光者も少しの時間なら、静かな入室も許されると、勝手に解釈してお邪魔した。

 大観覧車を見ながら土産店が並ぶ道路を進むと、大きなスカーフを売っている店が見つかった。
 他の店の商品は中国製や香港製だったが、この店の品物には製作国のタブがなかった。しかし記事の厚さや絵柄の色は良いと思われたし、店主は何と日本人の男性だった。少し雑談して、本物の絹製品だということを確認してから、姉とその次女に、デザインが良さそうな品物を2点買った。少々高かったが、これが初めての買い物だった。