初めてのパリでの待合せ

 一年前(2009年)の昨日(6月21日)から雨が降ったり止んだり。今日(22日)になって、窓ガラスを叩くほどに風も出た。天気予報は、明日(23日)も雨は続くが、出発日(24日)には回復するという。こればかりは信じる以外に方法がない。

 パリはドゴール空港に着く予定である。モンパルナス駅構内の情報案内所で、その日泊めてくれる男性と落ち合う約束だ。勿論のこと、この男性とはパスポルタ・セルボ(エスペランチスト仲間の民泊組織)を介して、メールで知り合っただけの、全く面識のない間柄である。

 パリ在住の日本人エスペランチストエス語を使用する人)Mさんが、地下鉄(メトロ)を利用して情報案内所まで行く方法を、メールで教えてくれた。
 途中で1回乗り換えなければならないのが少し心配だ。受信した地図と「地球の歩き方」から、コピーした地図とメール情報を見比べて確認にした。しかしフランス語は全く解らないので、当日現地で通りすがりの人にメモを見せながら、乗り換え方法を確認することが、最大の仕事となった。

 明日(23日)は、バタバタしたくないので、今日(22日)のうちに姉兄弟と、私の旅行中姉の家に滞在することになった老母に電話して出発の挨拶をした。

 ユーロへの両替の日本円も定期預金を解約して準備した。予期せぬ出来事で、金が必要になった場合のために、すでに姉に貯金通帳を渡しておいた。家にひとりで生活することになった弟に、2ヵ月間の留守を頼んだ。
 私の日程表と、保険契約資料のコピーを、弟のために壁に画鋲で貼り付けた。