ひとり旅の歩き方

 ひとり旅をするときは、旅行ガイドブックを手に持って歩いたり、街中をキョロキョロ眺めながらゆっくり歩いたり、派手な服装で歩いたりするのは危険だと、何かの本で読んだ記憶がある。そんなこともあり、ズボンはジーパン2本とベージュの綿パン1本を用意した。

 世界エスペラント大会の晩餐会に出席する予定なので上着を持参したが、殆ど旅行カバンの中だつた。シャツは派手でない半袖ものを6枚と長袖を1枚持参した。

 ダブルファスナーのリュックのポケットには数10円で購入した金具のリングを付け、触っただけでは直ぐにファスナーを開けられないようにした。
 帽子は黒色の野球帽と後ろ半分が網状になっているベージュ色の帽子を用意した。汗を拭くお絞りタオルをズボンのベルトにいつも挟むことにした。百円ショップで買った眼鏡をケースに入れて、ズボンの左側のベルト通しにぶら下げ、右側にはデジタルカメラケースをマジックベルトで直接ベルトにつけた。

 これも何かのガイドブックで読んだのだが、旅行地の新聞を買って手に持つか、リュックのポケットに入れておくと、その地域の人だと思われて安全だという。可能な限り駅で購入してリュックの外ポケットに差し込んだ。これは帰国後良い記念品となった。